こんなことに気付くのに10年かかったという話を聞け

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

先日 Twitter マーケティングの日本の第一人者、

末広さんにお越し頂き銀座経営者俱楽部のご講演をして頂きました。

 

過去にその話は何度かメルマガでお伝えしてますが

Twitterを毎日8時間以上、勤務時間外でやって

世の中に出てる本も沢山読んで散々やり尽くして、

本当の本質みたいなものに気付いた、

その本質に気づいてしまえばどんな事をやってもどんな商品を売っても

だいたい3ヶ月でSNSで結果が出るまでに至る

と末広さんは仰っていました。

 

そのお話は、毎日血の滲むような努力を散々やりつくして

10年かけてようやくたどり着いたような領域なんですよね。

 

日本の第一人者とかって世の中で言われているような人は

誰よりも先に飛びついてその業界を誰よりも最初からやっています。

 

例えばFacebookの第一任者とかTwitterの第一人者とか

いろんなもの第一任者ってのは、一番目にやったよっていうぐらいのものであって

 

本当の本質のノウハウは皆あんまりそんなに持っていないし知らない

“人生は優秀順じゃなくて先着順だ”みたいな言葉があるように

そういうもんなんだということを末広さんも仰っていました。

 

末広さんと同じで、過去の銀座経営者倶楽部の講師の方も

「本当に会社を一回を倒産させたり10年かけて20年かけてようやくこれに気づいたんだ」

みたいな言葉をよく言われることがあって

その言葉を言われた瞬間、「まってました」と思うんですね。

 

その時に、「へぇ」っと頭で思うこともあれば

なんとなくよくわからないけど書き留めておいたら

何日かしてわかったりとか、何年かしてわかったりするようなこともあるし

聞いた瞬間その人の人生の色んな事とか、その講演の内容も含めて

一瞬で伝わってきて全身に電気が走るような感覚に陥るようなこともあります。

 

講演会を主催するに当たって何度もその人とミーティングを重ねて

色んな段取りをして100人200人単位で集客をしてその日を迎えてるわけですけど

この気づきのためだったんだなって思う事ばっかりなんですね。

 

例えば、

最初個人でちょこちょこやってた10年ぐらい、

今思えばさっさと社員を一人雇えばよかったなぁ、

秘書を雇えばよかったなぁ

コールセンターを導入すればよかったなぁ

この広告だしたら良かったなぁ、とか

そういうことに気付くのに10年かかったと皆さん仰るんですね。

 

先人が散々こうだ!と、強い言葉で大きな声で言ってくださってるんですけど

なかなか自分で理解するには本当に体験しないと分からない面もあるし

よくある話でいうと、

健康大事だっていろんなおじいちゃん達が言ってくれるんですが

実際に自分が病気になってみないと本当の意味では気付かなかったり。

 

色んな人が声を大にして言ってくださってるんですが

なかなか気付かないんですよね。

 

それの経営版とかビジネス版みたいなものの

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本質の深い深い話のところに自分がどれだけ気付けるのか

先人が本当の意味でこれだと気付いたシンプルな法則、

その言葉にどれだけ耳を傾けられるか、想像できるのか、

いかに素直になれるか、

そこが勝負かなと思います。

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新卒で船井総研に入社して、

当時70歳くらいの船井幸雄さんが「今日とうとうあることに気付いた」と仰るんです。

「えぇ!何ですかそれは!」と聞いたところ

「素直さっていうのが本当に大事だと気付いた」と仰るんです。

 

経営の神様みたいな人がようやく今日気付いた気付きが

””素直さ””ってことか、と。

素直さが大切だなんていう話今までに何百回も聞いてると思うんですけど

船井幸雄さんはその時本当の意味で気付いた、と思ってお話してくれてるんです。

「そっかぁ、素直さか」とその時感動してたんですけど

そこから20年近く自分で実際経営をしてみて

なるほど、本当に素直さって大事だなって、

今ようやく少しだけ分かるんですね。

 

何が言いたいのかというと、

10年20年かけてこれだ!と行き着いた先人たち大社長たちの

その一言に耳を傾けられてそして自分でもやってみようかなと思えるか。

10年かかってこれに行きついたんだ!という

その一言を聞き逃したらだめだなと。

 

その人の人生の気付き。

本だったらほんとにさらっと一行で書いているし、

講演会だったらにさらっと2秒で言われるし

その言葉に気付いて伝わってきた瞬間全身に電気が走る。

 

だから本を読むのも、講演会も、人と飲んだり語ったりも辞められない。

友達の大社長とかが酔っぱらった瞬間にさらっというような

「ここだけの話だよ」「岡田さんにだけ言っちゃうけど実は、、、」

みたいな一言を

数年後とかに、

「あの時の一言で実は気付いたんです」

っていうと

「あの一言聞き逃してなかったんですね」

とかって言われると

おしゃれだしスマートだなと思います。

 

そうやって色々人生の気づきを貯めて、

より楽しく効率よく生きていきたいなとおもうし

それがビジネスがうまくいく秘訣だと思います。

 

だからこれからも無駄な飲み会にも行くんだろうし、

自分が面白いな、ビビットくるなっていう人たちと

会食にいくと思うんです。

 

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本当に大事なことってみんな大声でいわない、さらっと言う。

その言葉にいかに気付けるのかを積み重ねていくことが

最強の自分になっていく秘訣なのかなと思います。

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コンサルティングさせて頂いているお客様は60代の方が多いのですが

60代の経営者の方を拝見していると、

皆さん60代が最強だ、って仰るんですね。

本当にそう思うし、60代で一生分の財産を残される方って多いなって思うんです。

 

20代で起業して、30代で色々やってみて失敗したりして

40代で一時代を築いて、50代で遊んでみたりゆっくりして

60代で本当の財産を築く、そんな方が多いなと思います。

 

それってなんでかなって考えたんですね。

体力もガタっと落ちるのに、

それ以上に気付きとか体験とかノウハウとかが

積み重なっていくし積み重なったものが掛け算になって

本当に1000倍、10000倍になっていくんだろうなと思います。

 

改めて、「こんなことに気付くのに10年もかかった」

ていう、そんな言葉では言わないのかもしれないですが

それを自分の体の中に積み重ねていく

素直さを基に全部聞いて、まずは一旦やってみる

という姿勢は本当に大事なんだなと改めて思いました。

 

みなさんも「こんなことに築くのに10年かかった」という言葉の内容を

是非メモして100行くらいメモったら、100回くらい復習して

自分のノウハウ、叡智にしてもらったら

ビジネスがワンステージ上がるきっかけになるかなと思います。

 

岡田有史