辞めたいと言われてからでは遅い

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

経営者で大きな悩みの内の一つ

ナンバー2の人が辞めたいと言うこと。

 

一番最悪なパターンとして、

 

辞めて競合を作るとか

同業に転職するとか

そういうのは最悪だと思うんです。

 

まあ取締役だったら法律上難しかったり、

契約上も難しいところがあると思うんですけど

 

とにかく全てを任せているナンバー2が

辞めることが一番辛い。

 

経営で、ほんとによくある話ですけど、

問題が起こってから対処しても

実はもう遅いんです。

 

問題が起こっていない時から問題にならないよう

どう動いておくか、というのが経営だし

それこそが経営課題です。

 

仕事は段取りだとよく言いますが、

もっと早くやっておけばよかったなと、

結局同じことをやるんだったら

一週間前にやっておいた方がいいし

1ヶ月前にやった方がいい。

 

例えば集客だったら、

”明日100人規模のパーティーをやるぞ”という時

 

前日に集客するのではなくて

1ヶ月前までにやっておいた方がいいし、

2ヶ月前、3ヶ月前にやっておいた方がいいですよね。

 

同じ量のことを前もってやればやるほど

3倍4倍5倍10倍くらいのことができていく。

 

それが仕事であり、

マネジメントの秘訣だなと思います。

 

お金周りもそうですね。

 

お金が足らなくなって、金策ばかりして

毎日お金を借りるために飲みに行ったりとか、

 

社長の仕事はお金を借りるため、

一生懸命いろんな人に会って人脈を作ることになる。

 

結局大切なことに時間を使えなくなる。

 

みたいなことがあったとしたら

そんなことは1年前にやっておけばいいし

一番お金がある時にやっておけばいい。

 

何なら創業時、一番お金を借りられるときに

まとめてポンと集めておくとか。

 

過去の銀座経営者クラブの講師の方の中にも

創業の時に7000万引っ張ってきた、

 

だからそれ以降お金について考えることがなくなったと

仰っていた方がいました。

 

もちろん1億あるから無駄遣いするとかではない。

 

でも1億資本を持って始めると

ものすごく経営が楽ですよね。

 

私も最初に4000万友人から集めて

創業したことがありますが、

お金があると

”お金が理由でやらない意思決定”

というのがほとんどなくなるんです。

 

これは”段取りとして3、4歩先に手を打っておく”

ということで経営にとって非常に大事になるんです。

 

経営って超段取りゲームだと思うんですよね。

 

普通の仕事の5倍ぐらい段取りをかけていかないと、

大体廃業になってしまう。

 

そうではなく5段くらい段取りを引っ張っていかないと

業界のリーディングカンパニーになれない。

 

それが経営のシビアな面でもあるし、楽しい面でもあります。

 

話を戻すと、

問題が起こってからそれに対処しても

時、既に遅し。

 

(もしそういう問題に陥っている方にとっては

そんなことを言われたら楽しくないし、

なんかシビアな話になってしまうと思うし、

もちろんそこからの解決策も色々とあると思うんですけど。)

 

そうじゃなくて

いかにその問題が起こらないようにしておくか、

 

もちろんそれは良い人間関係だったり

いい職場だったり

やりがいのある仕事だったり、、、

 

という状況にしておくべきなんだけど、

それが自分の中でそう思っていても

全然違ったりする時ってあるんですよね。

 

「本当にやりがいのある仕事にしたい!」と語っていても

実際は「お給料手取り18万円やん、、、」みたいな

会社って結構あります。

 

それだったらビジネスモデルを変えるとか

ナンバー2を作らないとか

平均年収を上げるとか

 

何かを変えないと多分ずっと同じです。

 

その根本の何か、

何をどうやったらその問題が起こらないのか

ということを事前にやっておく。

 

なんかこう「辞めたいな」と思うこと、

そもそも”辞める”という

そういう発想を持たせないようにする。

 

逆を言うと、モチベーションを上げる。

 

「うちの会社は全然大丈夫なんで。

そんなこと起こったことないんで。」と言う方でも

創業15年目ぐらいでいきなりナンバー2が独立したりします。

 

明らかに社長は働いていないのにナンバー2が全てやって、

みたいな時とかよくあるパターンですね。

 

それが悪いとかじゃなくて、

その時にナンバー2とちゃんと

コミュニケーションが取れていなかったから

ナンバー2の心が離れていったりする。

 

そのナンバー2が

「じゃあお前にもお金払うから、

何とかモチベーション上げてくれ。」と言われても

お金じゃなかったりするし、根本の価値観かもしれません。

 

お金じゃないのなら何か、

お金以外のものだと何か、

 

”その人が働く人生の夢”

 

みたいなところまで向き合わないと

いけなくなる時もあるかもしれません。

 

あまりに深く入り込みすぎると

疲れてしまうかもしれませんが、

とにかく、

 

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問題が起こる前に対処する

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というのがありとあらゆる経営課題において

本当に大切になってきます。

 

言葉だけで言うのは簡単で

行うのは難しいですが、

ちょっと意識するだけでも

何か違う結果になるかもしれません。

 

岡田有史