絶望的なピンチが一番の武器になる
こんにちは
経営者マーケティング研究所
代表の岡田有史(ゆうじ)です。
次回5月に弊社銀座経営者クラブ講演会でご講演いただく、
出前館創業者の花蜜さんとのミーティングで
面白い話がいっぱい聞けたので、
このメルマガでも
ご紹介させていただきたいと思います。
出前館は皆さんご存知、日本最大の出前サイト。
Ubereatsか出前館か、というくらい今現在日本で
最大手の2社のうちの一社で、
それをUberより15年も前の1999年に創業されました。
当時まだスマホが世の中になく
飲食店は誰もパソコンを持っていない時代に、
「そんなんいらんよ。」とか
「ちょっと時代が早すぎるんじゃない?」と
全員が言っていた中、
苦節を色々乗り越え6年で会社を上場させるという
奇跡を起こしたすごい創業者の方です。
出前館創業者の花蜜さんが、
書いた本が最近出たばかりなので、
みなさんも参考にぜひ読んでみてください。
“僕は夢のような街をみんなで創ると決め、
世界初の出前サイト「出前館」を起業した。”
私もこの本を読ませていただきましたけれども
創業ヒストリーが本当に面白く、
創業者がゼロから会社を作ってでっかくしていって
最初からいろんなピンチがあって
仲間とのゴタゴタがあったりとか
強豪が出てきたりとか
いろんな壁があったりとか、、、
それを乗り越えて上場して、スケールして
日本最大になったその流れが本当に楽しくて、
体験談が全面的に書いてある本というのは
非常に面白いなと思いました。
こんなにも神様はこの人に試練を与えるのかと、
読んでてびっくりするような感じですね。
本当にありとあらゆるピンチが襲ってくるんです。
先ほど言った、まだ誰もネットに繋がってない、
そういう時代に店舗開拓をしていって
まだ誰も店舗で出前館をやるメリットが見出せない頃に
どんどん店舗開拓していって、
店舗を通じて知名度を上げていく。
例えば中華料理屋の店長・経営者がいたらその人を口説いて
ポスティングのチラシに出前館の名前を載せてもらって、
”出前館から頼んだらドリンクもう一本プレゼント”とか
”もう一品”とか、”デザートプレゼント”みたいなことして
店舗の人からしたら「何でやねん」みたいなことをやってもらう。
その代わりいつかは、
自分でポスティングしなくても
出前館のサイトから注文がくるような
そういう世界を作ろうぜ、と口説いていって
飲食店の経営者からポスティングさせて
出前館の知名度を一般のユーザーに広げていった。
知名度が上がって、今度またその人が頼むとき
中華料理しかない、他にもないと困るからと言って
その後もどんどん店舗展開していく。
本当にこう血みどろのように一個一個開拓して
世の中に広げていったんですね。
で、世の中に広がったなと思ったらUbereatsがドーンと来て
強豪同士の殴り合いが起こるみたいな、、、
でもどんなことがあってもやり遂げるその信念のような
絶対に形にして天下取る、
という思いが本の行間にひしひしと伝わりました。
過去に、銀座経営者クラブでいろんな方に
講師に来ていただきましたけど
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どんなことがあっても最後は帳尻を合わせて結果を出す
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この力が経営において本当に大事なことで
その圧倒的な強い意志力みたいな、
絶対にやり抜くという意志力、腕力、
花蜜さんのそういう力を感じました。
ぜひみなさんもこれ読んでいただいて、
講演に来ていただけたらと思います。
出前館の創業ヒストリーは本当に面白くて
本当に強烈なピンチがいっぱいあるんですね。
アフリカに靴を売りに行ったある商人が、
「アフリカ人誰も靴履いていません。だから売れません。」
という風に思うのか
「アフリカ人誰も靴履いていません。だから全員買うと思います。」
という風に思うのか、
という話がありますけど、
同様に誰も出前をネットで頼むということを
考えたこともないし、やったこともない時にやり始めた。
だからこそ、それを浸透させるのを乗り越え
世の中の標準にしていくのはあまりにも大変だった。
それでも彼は乗り越えていった。
今経営でピンチを抱えている方は
花蜜さんの本を読むと結構勇気が出るというか、
救われるかなと思います。
神様は、その人に乗り越えられないピンチは絶対与えない
とも言いますし、
強烈なピンチがでかければでかいほど、
乗り越えたら競合への強い参入障壁になる。
競合が当時たくさん出てきたそうです。
モー娘。をテレビCMにした、にゃんこ館とか
楽天やぐるなびとかも出てきて同じようなことやる。
だけどみんな潰れていったそうです。
そこを乗り越えていけたのは出前館だけだし、
そのノウハウ、出前を広げていくのは
花蜜さん自身が全国を行脚していって、
一店舗一店舗開拓していったから。
それがうまくいかなかったら
もう倒産するしかなかったんだけど、
それを乗り越えたからこそ競合には負けない、
圧倒的スケールをしたんですね。
時に絶望するぐらいのことを乗り越えたら
最大の武器になるんだみたいなお話をされていて、
それが出前館の今の揺るがない
圧倒的一位の秘訣なのかなと思います。
そのプラットフォームを築くために一個一個、
泥縄式の営業をして
そこまでピンチを乗り越えていったという話ですね。
そういう意味で言うと、
出前館を創業した花蜜さんのエピソードから学べることは
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ピンチがあればあるほど
そこに絶望があればあるほど
乗り越えたら本当に大きな武器になる。
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みなさんも、もしピンチが来たら
ガッツポーズを取るくらいに(とまでは言いませんが)
是非乗り越えていただいて、
そこから学べる、得られる武器を手にして
会社をより強く生きてもらえたらなと思います。
岡田有史