得意技を磨きに磨く
こんにちは
経営者マーケティング研究所
代表の岡田有史(ゆうじ)です。
今月の銀座経営者倶楽部・講演会の講師の
関社長と講演のお打ち合わせをしていて
ちょっと素敵なインスプレーションをいただけたので
簡単にシェアさせていただけたら幸いです。
関社長は、日本で7社しかない
「中古のPCにマイクロソフトを扱える会社」
(他の6社はどれも大手)
のうちの一社で、
その販売権を手にして、
コロナ禍で一気に売上を伸ばして上場も視野に入れられるような
かなりやり手の面白い経営者の方です。
講師の関社長は、
一言で言うと、
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めちゃ豪快な社長
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です。
マイクロソフトの役員と六本木で何度も何度も
お互い記憶を失うぐらいまで飲み明かして
本当の意味で心から仲良くなって
最終的にライセンス契約をゲットしたエピソードなどは
何度聞いても爆笑しかなく、
そんな昭和時代を感じさせるような
泥臭い営業手法で
今までのポジショニングを確立された方で、
外資系企業などを相手にしてるので
頭脳明晰でスマートにビジネスをしてるように見えるのですが、
実際は「飲みにケーション」を最大限活用している方で
「ただ、飲んでるだけ」
と思っても、その後どうやってビジネスに繋げていくのか
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飲めば飲むほど
人脈営業につながる
「飲みケーション営業の天才」
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だと思っています。
その実績や、されていることはほんと華やかですが、
実際その全ては
ただただ毎日の飲みで開拓してきた
とおっしゃるその秘訣は
誰にとっても参考になる
営業・人脈手法で、
毎日の飲みの場から、
人脈や、新しいビジネスの発想や
繋がりをどんどん繋げていかれる凄い方です。
「飲みニケーション」とく言葉は使い古されていて、
ビジネスマンなら誰もがやっていそうですが、
私が知る限りでは
こんなにプロ意識を持って
本当に人生やビジネスをちゃんと開拓されてる方はなかなかいないな
と思わせられます。
関さんは、飲みニケーションがほんとに得意で
時代時代で、その得意技を使って会社をどんどんスケールさせていく。
そしてその得意技を自分なりに付き尖らせている。
もちろん皆さんに飲みニケーションを強要するつもりもないですし、
逆に体質的に健康的に飲めないって人もいると思います。
ただ、自分の得意なことをしっかり理解して
それでつけ抜けていて
本当に凄いな、と思うのです。
経営というは、
ある程度10年ぐらいやってると
そこそこ儲かるし利益も出るし
ある程度形になって自信も出てきます。
会社や自身が何かの専門家になったり、
プロフェッショナルになったり知名度もある程度広がって
いい感じだなーと思う頃かもしれません。
だけど、何かまだまだ違う感じがする。
まだ世界で戦えてる何かはない感じがしている。
自信がないわけじゃないけど、
何か確固たるものを確立してない感じがある。
だけどそれが15年ぐらいたってくると、
ある程度自分の本当の強さが見えてきて、
絶対譲れないものとか、
明らかに経営者として自分が他の経営者より優れてるもの
みたいなものが見えてくる。
あ、自分はほとんどのことが結構ポンコツだけど
このことだけは他のどんな経営者よりもずば抜けてできるなー
みたいなことが、ほぼ確信を持って見えてくる
それが人によっては、
・考えること
・企画すること(たまごっち発明者とかも講師にいらっしゃいました^^)
・発明する(特許を4000個取って世界No1企業で上場した方も講師にいらっしゃいました^^)
・人を雇うのが得意
・人脈を使うのが得意でそれだけで上場した
・営業が誰よりも得意
・マーケティングが得意
・誰とも喋らず黙々と室内で仕事するのが得意
・ゴルフ営業ばかりしている
みたいなことがだんだん見えてくる
そしてそれを20年目ぐらいからそれだけに依存して、
他のことやらないようにする。
どんどん人として極端になってくる。
正確には、
極端なことをしても、これでいいんだ
と確信を持って、自信を持って経営することができるようになる。
例えば
飛び込み営業が好きな人は、
ほんと毎日50歳になっても飛び込み営業ばかりしてる
それが誰よりも得意でそれしかしないし、
でも昔よりも100倍ぐらい結果が出るようになってくる
何もかもが洗練されてくる。
ざっくり乱暴にまとめると、
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最初の10年で商売として少し自信がつく
次の10年で得意技が見えてくる
次の10年で得意技を磨きに磨く(なんなら得意技以外やらない感じ)
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そんな方が多いのかもしれないな
と過去の銀座経営者倶楽部の講師の方々を思い返して
かなり雑な分析をしてみました。
経営歴だけで法則化するのはちょっと雑かもしれませんが、
結構60歳ぐらいでようやく商売が見えてきた
ようやく分かってきた
ようやくちゃんとできるようになってきた
と結構皆さんおっしゃるので
この仮説は結構正しいのではないか、
と個人的には思っています。
経営歴20年とか30年とか
気が遠くなるよ
とおっしゃる方もいるかもですが、
得意技をどんどん早めに見つけていただき
磨いていただき、
そしてもっと磨きに磨いて、
その武器を使って世界に殴りかかっていただければと思います。
岡田有史