二代目三代目社長の、経営必勝法

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

二代目三代目社長で、

先代がやっていたことと違う新規事業をやりたい、

新しい全く違う畑のことをやりたい、

と思っている方って多いです。

 

そしてそれをやろうとして失敗したり、

うまくいかなかったり、

なかなか伸び悩んだりしてどうしたらいいかと

いうようなお話や相談をよく受けます。

 

これに関して百発百中とまでは言わないですけど、

百発99中くらいの解決策があります。

 

それは一旦その新規事業を置いておいて、

今やってる事業・受け継いだ事業を

もっともっと伸ばす、ということです。

 

例えば代を超えて受け継いで欲しいと

思われるような事業はそこそこ利益率は高く、

一千万どころが数千万ぐらいは

利益が出てるような事業だったりすることが多いです。

 

それにあぐらをかいて、

その利益を食いつぶしたり

遊んだりするという方もいらっしゃいますが、

(それが悪いとか馬鹿にしてるとかではなく)

 

例えば、今5000万の利益が出ている事業だとして、

それを全力でやれば

0から5000万の利益を出す労力の100分の1くらいで

5000万の事業を1億にすることができる。

 

逆に、1億利益が出ているなら

2億、3億出るようにする。

 

それは今まで1億利益を出すことの労力の

1/100どころか1/1000くらいの労力でできるんです。

 

それをやることは、

あなたのプライドを捨てないといけないかもしれないです。

 

でも、先代で1億の利益が出ていたものを

自分の代で2億にできたとしたら、

その増えた1億の利益は

多少自由に使ってもいいかと思います。

 

その1億を使って新規事業をやる、

新規事業の販促に使う、

マーケティングに使う、

調査に使う、

と考えるといきなりビジネスが簡単になります。

 

最初のゼロイチの時って「よし、やるぞ!」となるけど、

何もないところにいきなり

一千万、二千万突っ込めないから、

まあ小さくやろうとする。

そして小さくどころかちょっとケチくさくなって、

なんか失敗する。

 

でも毎年一億使っていいとしたら、、、

年に一億使った新規事業を10年かけて10個程やったら、

それはまあ1個2個当たるわけです。

 

本来こういう流れでやるべきなんです。

 

二代目社長だからゼロイチがうまくいかないとかではないのです。

 

ユニクロ創業者長の柳さんだって

「1勝9敗だ」と言うし、

 

俺のフレンチ創業者で

(元々ブックオフを成功させた)坂本会長でさえ

3勝14敗だとおっしゃっていました。

 

そのレベルの猛者たちでさえ、

百発百中でないんですよ、新規事業って。

 

みんな上手くいった事しか言わないから

百発百中のように聞こえるんですけど、

ゼロイチのプロでも実際百発百中じゃないんですね。

 

二代目社長だからゼロイチが

得意じゃない、苦手だ、僕には才能がない、

と言うのではなく、

一旦今よりももう1億円利益を増やしてから次を考える。

 

1億あった利益を2億にできるのだとしたら、

または2億ある利益を3億、4億、5億、10億にできるのだとしたら、、、

(まあそもそも1億しか利益が出ていなかった会社を10億に拡大させたら、

その時点で超大社長だと思うんですけど。)

 

そんな感じで、

まずは一旦その引き継いだ事業の利益を

10倍くらいに伸ばす、

ということに人生をかけて

超コミットすることが必勝パターンかなと思います。

 

ちょっとした発想の転換ですが、

案外皆さんここに意識がなく、

引き継いだ事業は

自分の本当の事業じゃなくて、

やらされた仕事や、副業のように捉えてる人って

けっこう多いんです。

 

少しの発想の転換でやってみたら

案外簡単に利益が10倍くらいになったりするので、

ぜひやってみてもらえたらと思います。

 

岡田有史