採用の鬼10訓を作ろう

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

岡田が、コンサルティングをさせて頂いてる

経営者の方々は、経歴20、30年から50年ほどの

大ベテランの猛者たちが多く、

創業で何億も稼ぎ出しているような人たちがいます。

 

そんな大社長・大先輩たちに

コンサルさせていただくのですが、

その人の中の当たり前を崩すっていうことをよくやっています。

 

例えばその人達はやはり天才だしパワーがあるし、

自分がやっていることは直感で100%正しいと思い、

材を成して一つの事業の天下を取ったりされるわけです。

 

腕力とか胆力みたいなものが、

みんな本当にすごく

私自身振り返って船井総研で学んだことを考えても、

ほとんど経営者の方は、

ほぼ生まれ持った才能が99%だと思います。

 

人から見たらめちゃめちゃ努力してるように

見えるかもしれないけれど、

おそらくその努力は1%ぐらい、

という人ばっかりだなと思うんですね。

 

だけどそういうような人たちが、

会社経営40年してきて

人に騙されたことがないっていう人が

いきなり人に騙されてしまったり、

それが社員だったり、外部の人だったりとかするんです。

 

その絶対を根底から崩されることっていうのが

結局人の問題なんですよね。

 

人の問題っていうのは、採用なのかもしれないし、

採用がそんなに課題じゃない会社だったら人との関わり方、

外部の人とかパートナー探しとかかもしれないけど、

 

その人との関わり方とかで

自分の中で過去の反省を含めて

このメルマガでは採用履歴ノートを付けろ、

みたいなをよく言ってます。

 

それをまとめた電通の鬼10訓じゃないですけど、

採用の鬼10訓みたいなものを作っておくべきかなと思うんです。

 

創業者トップの人が誰かに会った時、

盛り上がって自分との相性で、

「よし、コイツでやろう。」と決めてしまったり

 

採用でも「よし、お前うちの会社で働け。」って言って

運転士を雇ってみたり、そして裏切られるみたいな。

 

裏切られることではなく、何が大事かっていうのをつい忘れてしまう。

私自身もすぐ忘れてしまう事ってあるんですけど。

 

それはそれでいいのかもしれないし

後悔はしないんでしょうけども、

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自分が後悔しないとかではなくて、

”会社にとって、自分の事業に取っていいことは何か”

っていう観点から見て過去2、30年を振り返って、

過去に働いた人、関わった人全員から

総合計して作ったノウハウを利用して、

 

採用する人の必要な条件 TOP 10のようなものがあるとしたら何か、

採用の鬼10訓を作るとしたら何か、

ということを考えてほしいんです。

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例えば地頭がいいという項目をその10訓の中に入れるとしたら、

・機転が効く

・具体的にこういうシチュエーションでこういうことができる人

みたいな風に書き下しておいてもいいかもしれない。

 

それは具体的な内容でもいいし、

一言で、

・素直

・愛嬌がいい

・感じがいい

・明るいとか

そんな感じでもいいかもしれないです。

 

社員全員に浸透させるような言葉だったら、

3つぐらいで、

そしてあまり人に言わない方がいいのかもしれないです。

 

この会社は、この10個が採用基準だからこれだけ頭に入れて受けに行け、

みたいになってしまうと思うので。

 

その10個っていうのが頭の中に入っててそれがブラッシュアップされる。

時には一個減らしまた一個増やしてって。

 

自分の中ではこれだなっていう完成形がある日見つかったら、

それと共に採用にガッと重舵を切る、みたいな。

 

それはどこかで違うなと思うかもしれないし、

人の基準を参考にしてもいいと思います。

 

というのは先ほど述べたように自分との相性だけで、

ノリだけで決めてしまうのではなくて、

 

例えば本当に頭が良くて、

感じが良くて最高やなと思って、

自分はそういうところが好きで雇ったとしても、

実際は社長には愛嬌が良かったとしても世間には違ったりとか。

 

年下の女性にはそういう風に振る舞いをできないとか。

 

そういう人がいたとしたらそれは採用してはいけないです。

自分だけには見えてなかったりするかもしれない、

といった観点をちゃんと入れなきゃいけない。

 

人によって色々な基準があると思うので、

それを10項目ブラッシュアップして常に持っておく。

 

人を選ぶときにその基準を照らし合わせたら、

全てパーフェクトで

全部10点満点中12点ぐらいつけてもいい、

くらいのレベルなのに、この9番目だけがどうなんだろう。

 

なんかそうそういうものがあったとしたら

入れてはいけないのかもしれないと思います。

 

その項目を考えるために色々と失敗するというか、

それを確認するための採用、

という風に考えるのもありかもしれないです。

 

その作った指針みたいなものを見据えて人を選ぶということをしていく。

 

何かを選ぶってすごく難しいし、

結局直感でやってしまう事もあるし、

それが正しいこともあるんですけど。

 

最終的には自分だけでやっていく訳ではないと思うんですね。

 

会社の規模が大きくなるによって、

自分じゃない誰かを採用する時に

その採用の指針みたいなものがあると強い。

 

世の中で見つけられていない、

優秀を見つけることが採用だと思います。

 

そういう意味でいうとその会社での優秀ってなんだと、

営業によっても違うだろうし、

総務とか経理とかによっても違うかもしれないけど、

優秀っていうものは何なのかと。

 

そこに求める10個は何か。

もちろん最初は3つくらいでいいのかもしれないですけど、

ちょっとカフェに行って書き出せば、

2、3分くらいで出てくる言葉だと思うんです。

 

それをババっと書き出して、ブラッシュアップして、

これはやめておいた方がよかった、こっちの方がよかった、

とか自分ならではの鬼の10訓みたいなものを作って

採用に挑んでもらえたら、

少しずつミスは少なくなってくるのかなと思います。

 

最後に私の好きな電通鬼の10訓

あとはGoogleの10の事実の二つを書き出しておきます。

 

採用の話とは少し関係ないですが、

鬼の10訓のところに関連してくるかと思います。

   

電通 鬼十則

1、仕事は自ら創るべきで、与えられるべきではない。

2、仕事とは、先手先手と働き掛けて行くことで、受け身でやるものでない。

3、大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。

4、難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。

5、取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは・・・

6、周囲を引きずり回せ、引きずると引きずられるのとでは、永い間に天地 のひらきができる。

7、計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい 努力と希望が生まれる。

8、自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚み すらない。

9、頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サー ビスとはそのようなものだ。

10、摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈 未練になる。

 

Googleが掲げる10の事実

1、ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。

2、1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。

3、遅いより速いほうがいい。

4、ウェブ上の民主主義は機能する。

5、情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。

6、悪事を働かなくてもお金は稼げる。

7、世の中にはまだまだ情報があふれている。

8、情報のニーズはすべての国境を越える。

9、スーツがなくても真剣に仕事はできる。

10、「すばらしい」では足りない。

 

岡田有史