人の名前を覚える、とっておきの秘訣を教えよう

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

「人の名前と顔をよく覚えていますね、岡田さん」

と言われることがよくあります。

 

そうじゃない時もあるので

失礼になっている方がいたら、

申し訳ございません。

 

ですが、人の顔と名前を覚えることは比較的得意で、

それには秘訣があります。

 

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その秘訣の一番は、

そもそもその人に興味を持つということ。

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例えばその人のことが

恋愛的に超タイプで

「絶対に口説きたい!仲良くなりたい!」

って思ってたりしたら、

名前どころか顔も忘れない。

 

そんなとき、どんな感じでしょうか?

何回も何回も思い返すし

絶対忘れないと思います。

 

あった人全員、

超一目惚れで、

超タイプで、

最愛の人になるかもしれない

ぐらいの気持ちで

ひとりひとり

ちゃんと思い返すのです。

 

実際は

それぐらい覚えていたら

絶対にビジネスでは

凄いインパクトを起こすことに繋がるはずです。

 

それにワクワクしながら

会う方全員に

興味を持ってください。

 

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二番目は、

会った人に対してちゃんと復習をすることです。

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どういうことを復習するのかというと、

名刺交換をしたら

それを二十四時間以内に十回復習します。

 

あなたが持っているその名刺、

十回見ていますでしょうか?

 

十回名刺を見て顔を思い出せないなら

その人のフェイスブックを見てみたり、

 

写真を撮っていたらその人はどんな顔だったか

思い出しながら二十四時間以内に十回復習する。

 

そうすればほぼ100パーセント

覚えることができると思います。

 

「そんなことしていられない!」

と思ったら覚えることは難しいかもしれません。

 

ですが、覚えている人の事って

印象深かったり興味持っていたりしませんか?

 

トイレに行っている時、

テレビを見ながら…

そんなちょっとした時に思い出していると思います。

 

あの人こんなこと言ってて面白かったなとか、

あの人ちょっと素敵だったなとか、

あの人かわいかったなとか、

 

そんな風に思い出しているのです。

それを無意識ではなく意識的にやる。

 

そしてそこに仕組みを入れる。

イメージで言うと、

受験勉強の英単語の暗記と一緒です。

 

本当にその英単語に興味を持ち、

「この英単語ができたらどれだけ英語が

理解出来るようになるだろう?」

と、わくわくしながら十回復習する。

 

でも、二週間で英単語千個覚えるぞ!

と一気に覚えても忘れてしまう。

 

二週目覚えて三週目覚えて五週目、

十週目、十五週目したら、

九十五パーセント覚えると思います。

 

二か月たったらまた四割忘れてしまうので、

もう一回何周もする。

 

記憶というものは、

それを何周するかが大切だと思います。

 

受験勉強のコツでもあると思います。

 

受験勉強で学んだ内容は殆ど社会で役に立ちませんが、

学び方や勉強の仕方の筋肉が身につきます。

 

どれだけ勉強しても全然暗記できなくって

ほんと悲しいぐらいだった自分の記憶力が、

どんどん鍛えられてていったら、

最後にはとんでもない自分になってくれた。

 

そんな体験が、社会に出たら、

どんなに知らない分野でも

ゼロから戦っていける自信の根源になってくれていて、

それこそが受験勉強の本当の価値なのかなあ

と少しだけ思います。

 

社会には新しいことを勉強しなければならない時が

しょっちゅう来ます。

 

受験や学歴が偉い訳ではないので、

学生の時勉強しなかった人は今から鍛えればいいのです。

 

興味のあることはみんな覚えることができますが、

顔と名前を覚えることが苦手な人は

自分の中に仕組みがないだけだと思います。

 

トップ営業マンは自分の中で復習をする仕組みを持っています。

 

私が船井総研一年目の時は、

名刺交換をしたら必ず全員にお礼状を書くというルールがありました。

 

一回のパーティで百人~三百人の人と名刺交換し、

一人一人筆でお礼のはがきを書く。

 

お礼の手紙を書くだけで

毎日朝になっていました。

 

やらなかったら即クビになる

というほどの絶対ルールでした。

 

でも確かにそれをやるだけで、

思い出した回数分その方のことを覚えていました。

 

名刺って交換してそのまま名刺入れの中に

入れっばなしになってることが多くないですか?

 

その名刺に触れた回数分絶対思い出す。

 

お礼のハガキを書いた分思い出す。

 

お礼の手紙を書く時に心掛けていることが、

その人と喋った時の一行を書くことです。

 

自分との間に交わされた自分とその人しか知らない一行。

 

これは船井総研一年目の時、

強制で全員がやらされます。

 

毎日徹夜徹夜で家に帰れないのはこの業務のせいじゃないか!

メールでええやんけ!

これになんの意味があるんだ!

もっとコンサル的なことがしたい!

 

と思ってその時は呪うんですが、

これが10年15年たつと、

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実はビジネスで一番大事なことは

どんなことよりも、このことだった!!

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と全身で気付くのです。

 

実際は、一番大事なことを

一番最初に教えてもらってたんです。

 

本当に本当に大変でしたが、

人の名前を定着させることができるので

その経験は貴重でした。

 

名刺を交換したら後で十回復習しないといけないので、

「山田さんていうんですね」

と、名前をちゃんと口に出して言う。

 

顔を覚えるなら失礼のない範囲で写メを取っておく。

 

そして三十分~一時間後に復習する。

 

最初は名刺一枚に対して十秒かかるかもしれませんが、

慣れたら0.1秒でいけると思います。

 

これをトイレの隙などで五回復習したり、

移動の間に十秒間だけ過去の名刺を復習する。

 

復習の隙間があるだけで覚えることができます。

 

なのでちょっと変な表現ですが、

英単語帳のように復習してみてください。

 

名刺って英単語帳と同じ大きさだと思います。

そう思ってみると一枚一枚が愛おしくなってきます。

 

英単語を覚えてもお金になる感覚はありませんが、

 

名刺は覚えれば覚えるほどお金になる感覚があり、

もっと如実に結果が出ます。

(嫌らしい表現ですみません!!!)

 

そう思うと、交わす会話全てが変わるので楽しいです。

 

記憶術セミナーや記憶術の本も読み尽くしましたが、

それ以上に、自分がどれだけ興味を持っているか

ということが大切だと思います。

 

もし相手の名前を忘れたとしても

「すみません。お名前を忘れてしまいました」と聞けばいいのです。

私もゴルフ場などでよく聞きます。

聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。

 

とにかく聞いて、

何回もその人の名前を呼ぶ。

 

覚えられないのは、

その人に興味を持ってないだけ、

その人のことを思い出してないだけ、

復習する仕組みも何もないだけ

なんです。

 

それだと普通の人です。

 

しつこいですが、

秘訣は

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<1>その人に興味を持つこと。

<2>何回も復習すること。

<3>それを仕組みに入れること。

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その三つを意識して、

今週から会う人全員の

名前と顔を覚えていく訓練をしてもらえたらなと思います。

 

岡田有史