ノウハウは隠す？

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史（ゆうじ）です。

 

「ノウハウは隠すべきか、出すべきか」

という議論は、

経営方針や会社のトップの考え方や、

時代のトレンドなど色々なことに左右され、

またそれ自体が経営だったりすることが多いと思いますが、

皆さんも考えたり悩んだりした事は無いでしょうか。

 

私自身も経営コンサルタントとして、

このノウハウや秘訣など

技術や特許みたいなことを

経営者の傍らで一緒に考えたり見つけたり

発明したり思いついたりしますが、

それをどうやっていくのか、

または世間に公開していくのか

ということに関しては

一日10人程コンサルしていく中で

毎日毎日話題に上がります。

 

それが自分だけの物、

いわゆるラーメン屋さんの秘伝のスープだったら、

基本的には公開したくないけれど、

隠せば隠すほど人は見つけたくなり、

 

逆にオープンにすればするほど

新しいノウハウがどんどん入ってきます。

 

これは人生の真実の1つだなぁ

とも思うわけであって、

それをどうやったらいいかということは

永遠の議論であり、すごく考えさせられます。

 

何度かこのメルマガでもご紹介していますが、

私自身が新卒で船井総研に入ったときに

創業者の船井幸雄さんに言われた言葉で、

 

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『あけっぴろげであれ』

『あけっぱなしにしとけ』

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というものがあります。

 

これは人間としても会社としても言えることで、

例えば新しいノウハウに気づいたら

「よし！これは俺だけのものにするぞ！」というよりは

社員に伝えたり、

お客さんに伝えたり、

世間に公開していく

ということです。

 

誰にも言いたくないけど、

すごいノウハウであればあるほど

インパクトがあり、

世間に広がっていくという意味だと私は思っていて、

 

隙のある人間になると、

その隙こそが弱点だらけなんだけれど

 

愛される人間の証明であり、

 

愛されることで自分の格を上げて、

自分の格が上がれば上がるほど

さらに人としての魅力が増してきます。

 

その魅力を高めること以外に

売り上げや年収を上げる方法はなく、

それこそが真実だという意味だと

当時の私は捉えていました。

 

現在でも、

それこそ経営を15年やってきて、

自分の会社でも今一度気づかされたりしています。

 

話を戻すと、

何か秘訣やコツ、

ノウハウやビジネスモデルや

アイディアが出たときに、

 

もちろんそれが特許のような

会社の核は守らなければならないし、

守秘義務の面もありますが、

シェアしていいものであれば

どんどんシェアしていくことが

大事なんじゃないかと思います。

 

先日私もゴルフについて、

気づいたこと

及び教えてもらって気づいたことがあり、

このコツに気づいてからそれ以降は

ゴルフのスコアが70台がバンバン出たりしています。

 

70台は私のスキルからすれば

そんなに簡単なことではなく、

 

これだ！というコツに気づいたのですが、

周りの同じくらいの実力の人に話すと、

ちょっと鼻で笑われてしまいます。

 

「そんな何をいまさらなことを言ってるんですか」と。

 

いやいや、お前鼻で笑っとるけど、

ほんまに真実なんやぞ！

 

と心の中で返しますが、

でもたぶん人生の真実はそういうことだと思うんです。

 

例えば集客の秘訣だったり、

経営の秘訣だったり、

利益を出すことだったり、

儲けることだったり、

人心を掌握することだったりは、

例えばある日突然

「これだ！」と気づいた時、

 

それは本当に真実なんだけど、

言葉にしてみてその人に言うと

 

「いや、、何をいまさら言ってるんですか」

 

みたいなことだったりすると思うんです。

 

ニュアンス的に難しいけど。

でも楽しく鼻で笑われるくらいがちょうどいいんです。

 

私自身は、経営のコツだったり

集客のコツなり、

人生の気づきを大きな声で人に言うのが大好きで、

経営コンサルタントになって、

様々な経営者の家庭教師のようなことを

毎月100人ぐらいの方にさせていただいたり、

セミナーでバンバン日々お話しています。

 

言ってしまえばそれが趣味なのに

お金をいただいていてハッピーになるわけですけど、

そういう意味で言うと、

ちょっと楽しく鼻で笑われるくらいのノリで、

馬鹿にされて恥ずかしいんだけど、

自分が気付いた真実を世の中にバンバン伝えていく。

 

もちろんこれこそ集客の秘訣やんけみたいなことは

本当は感情的にはちょっと教えたくないんですよね＾＾

 

しかもノリノリで教えると

「いや僕それ10年以上前くらいから知ってるよ」

そういうことも言われてしまうかもしれない。

 

だけど、あけっぴろげになって

これや！と思うことを

馬鹿にされること前提で

ノリノリで楽しく公開していくと、

それが100人ぐらいに広がった時に

よりもう一つ上の大きな気づきに出会えたりします。

 

気づきというと言葉が軽いかもしれませんが、

その気づきこそがビジネスモデルに近いもので、

そのビジネスモデルをやった瞬間に

毎年10億残るくらいの物にはなったりすることもある。

 

毎年10憶といえば時価総額で言えば

200憶くらいの価値のものかもしれないし、

大きく考えたら1000憶くらいの価値になることもある。

 

そう考えると

とてつもなく価値は大きいと思うので、

そのひとつの気づき自体は

やっぱり何百億何千億の価値があると思います。

 

『大きな気づき』

に気づくことが人生の目的の一つである時もあると思うし、

 

そのために自分が気付いた大きなことを、

楽しく、そしてどんどんみんなに馬鹿にされる

レベルで広げていくことが、

より自分のノウハウが深まっていく

1つの秘訣かなと思いました。

 

ぜひ今週はあけっぴろげになって、

自分の気づいたこと・人生の秘訣を

どんどん人に語って、

ちょっと嫌がられるぐらいの一週間にしてもらえたら

面白いかなと思います。

 

岡田有史