仮想上司としてのもう1人の自分に決断させる

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

ちょっと今日の内容は、

ほとんどの人に関係のない内容かもしれませんが

何かを意思決定したり、迷ったりしてる方には

時に凄い大きな方法となることがあるので

あえてご紹介させていただきます。

 

経営者は経営判断とか

意思決定、決断というのを

日常的にしていかなければ

ならないのですけども

 

自分だけで決断すると

判断基準が鈍ったり

情が出てきたりっていうのは

多々あって

 

そういう時に大事にした方がいいのが

別人格のもう1人の自分を引き出して、

意思決定してもらう、

意思判断してもらうという

概念というか手法が

少し面白いのでご紹介させていただきます。

 

社内で自分の上司や部下や同僚に

これをどうしたら良いかという

判断やアドバイスを求めたとして

それは絶対やめたほうがいい、と

言われた時に

基本なんとなくカチンときて

じゃあやろうってなってしまうことが

人間は多々あるかと思います。

 

では、

もう一人の自分が上司になってみたら

どういう風に言うか?を

仮想してみましょう。

 

自分が上司だったら

これはこういう理由でやめたほうがいいよ

なぜなら、こうだからとか

 

こういう理由でやったほうがいい

なぜなら、新しい経営のチャネルが出てくるし

売上以外にもこういう可能性があるだろうとか

そういう具体的に示すようなことができて、

 

このお客さんはどうとか

このコミュニティはこうとか

新しい広告戦略はとか

 

そういう自分の基準があって

自分自身では肌感覚で分かっていたり

直感で思ったりするのですが、

 

それはやっぱり情や

なんとなくの世の流れみたいなもので

時には大事ですが、

 

それにすべてを持ってかれる必要はなくて

全体の1%ぐらいだったらいいけど

70、80%、それが理由である事も多々あり

 

これこれこういう理由で

この資料を元にこうなっております、と

言ったときに

その説明で、上司が納得するか

上司である自分はそれを聞いて

いや、そんな理由だったら

やめたほうがいいって

思うんだったら、やめるべきだし

いやその理由だったら

むしろやったほうがいいとかを

 

大事な決断であればあるほど

「自分会議」をやってみる。

 

もしくは関係のない第三者だったり、

よくメンターと言われる

自分が圧倒的にリスペクトする人に

聞くというのもありますが、

 

あまりにリスペクトしていたり

依存してる関係だったりすると、

その人の言うことを聞き過ぎてしまい

逆にまたそれも危険だったりするので、

 

冷静に経営者として

静かな部屋で決断するなら

もう1人の自分から

別人格的に上司を引き出してきて語り合う

ということが

すごく面白い決断と判断思考かなと思います。

 

経営者って上司が居ないので

なかなか難しい側面もありますが、

 

それを箇条書きにしたり

メモに残したり

ノートに起こしたりして

時系列にして

随時、判断していって

 

例えば、過去20年分の自分の決断と

もう1人の上司としての自分の決断を

照らし合わせて、どう判断して

それが結果どうだったのか、というのを

長期で見ていくと

色々と自分の判断の傾向も見えて

より、決断の質が上がってくるのではないかと思います。

     

岡田有史