離職率大幅改善の秘訣

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

中小企業経営者の方のご相談で

社員がメンタル不全や鬱で、、、

というような

相談をよく受けるのですが

 

先日、弊社銀座経営者倶楽部で

日本メンタル再生研究所 代表の山本潤一さんに

 

「メンタルを改善するだけで企業の生産性が上がり

業績が急拡大する5つのポイント」セミナー

 

をご講演していただきました。

 

その時の話が、とても面白く

少しでもみなさんに参考になるではと思ったので

シェアさせていただきます。

 

山本さんの紹介をさせていただくと

従業員1000人以上の会社等の研修に入り

メンタルの改善をされる仕事をしていて

 

日本を代表するような会社の

社員の鬱を再発0%にしたり

日本で、全然勝ち星を上げられない

野球選手のメンタルを管理して

一気に自分を取り戻し

最多勝でメジャーリーガーになった選手の

サポートなど

他にも様々な経歴があります。

 

そのエッセンスを

現場でどういう事をしていたのかという

お話しを伺いながら

 

山本さん曰く

上場企業できちんと改善した会社でも

鬱の発生率は4.6%で

約20人に1人近くいるらしく

悪い会社の場合は

軽く倍になるのではないかとのことでした。

 

中小企業はなぜ鬱が多いのか?

自分のせいなのではないか?と

思っている経営者がよくいますが

 

上場企業は鬱傾向のある人を

あえて採用しないようにしているので

中小企業に流れてきて

そこに多くなるのは

仕方ない現象のかなと思いますし、

 

中小企業という特徴で

逃げ場がなくなり

そういう風になってしまう事もあるし

いろんな側面があると思います。

 

とはいえ、そういった事を

改善をする為の学術的なSATを

現場にどう活かしていくのか?

 

(SATとは、

日本を代表する心理学の第一人者で

筑波大学名誉教授の宗像先生が発明した

メンタルの理論)

 

ポイントは、セミナーで

何個かの診断テストを

実際のワークでやってみました。

 

セミナーの内容なので

あまり全部をお伝えすることはできないのですが

「自分のことをきちんと表現できているか」

「言えているか」

「自分を押し殺してないか」

みたいなテストを20点満点で

みんなでやってみました。

 

日本人平均は20点中、9.8点で

15点以上になってしまうと

鬱傾向になってしまう人が多く、

15点以上になる人は

日本人には4人に1人位いるので

結構、当たり前

に多いものなのだ

というお話をされました。

 

他の尺度でいうと

「自分の周りに、自分のことを

わかってくれる人が居るのか」

というテストを10点満点でやっていて

7点以上だと結構ハッピーなんだという話を

してもらいながら

そんなに居ないとか

いや私は〇点だったみたいなことを

 

セミナー中にワイワイと

皆さんでやったりしていました。

 

こういった

「自分のことを言える率」

「自分のことをわかってくれる率」

こういう尺度みたいな診断テストを

 

山本さんは

何種類ものテストを一つの企業で行い

その点数を社内で

お互いが把握したり

 

それを見える化して

どうやったら点数が

下がるのか

上がりすぎていないかという

尺度を考えながら

経営をする事がすごく大事だと言います。

 

基本、人間は3つの本質的要求があり

===================

1、慈愛願望欲求

愛されたい、認められたい

自分を表現したい

 

2、自己信頼欲求

人の評価はどうあれ

自分を愛したい、自分を認めたい

自分を表現したい

 

3、慈愛欲求

無条件に他者を愛したい

認めたい、与えたい

===================

 

この3つを充足し合う仕組みを作ると

社員のモチベーションが上がり

生産性が向上して

結果的に鬱メンタルが

改善していくのです。

 

人によってそれは全然違うので

きちんと判断しないといけないし

 

その3つの本質的欲求を

ちゃんと把握すると

その人がどうなのかという問いで

その人を見ることが出来ます。

 

売上のためとか

数字のためとか

事実確認のための会議以外に

 

本質的欲求を

しっかり満たす為の

会議というか

ミーティングというか

イベントみたいなものを行うことが重要だそうです。

 

診断テストは

1つの表現というか

1つの結果で

 

自分の心理状態の

ある程度、正比例したものなので

 

自分の話を聞いてくれる人が

社内に全然居ないと思ってた人が

みんなが聞いてくれるようになったと思ったり

 

自分を表現するなんて出来ない

9割も出来ないと思ってた人が

もう少し、表現してもいいかなぁ

と思うような社内にしていくとか

 

そういう風に

その人自身を解放してあげたり

そういう社内の仕組みにしてあげる

 

その為にどうしたらいいのか?という

会議だったり

それを、会議事態で解消していくというのを

 

1回45分位のミーティングで

そんなに時間を取りすぎず

もちろん本業があるし

事実確認の会議の方が

大事だと思うので

 

そういうことを

ほんのちょっと入れて

 

それが出来なくても

トップやミドルの人

中間管理職の人が

一番大事なのだそうです。

 

山本さんのお話をまとめると

===================

1.働きがい診断テストを定期的にやる

2.3つの本質的欲求を理解する

3.ミドルマネージャーがキー

4.我々がミドルマネージャーへの言葉を変えていく

5.それに対して効果的な社内イベントをやっていく

===================

という5つのポイントを教えていただきました。

 

こういったことから

本質的欲求を

精神的な面でサポートすることで

少しでも社内を活性化していただければ幸いです。

 

岡田有史