逆境から大逆転する経営術

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

先週のメルマガでもお伝えしましたが、

「銀座経営者倶楽部」

という経営者会を主催していますが、

過去9年間で46回、講演会を開催してきました。

 

各業界のトップ企業の経営者の方、

数百億企業創業社長、

時代を作った方、

上場企業創業者、

トレンドをつかんだ方、

ほんとに凄い大社長、

業界を作ったと言えるような方、

圧倒的な方、などを

お呼びしての講演会を10年近くやってきました。

 

元々は

「成り上がり経営者の会」

という名前でやっていたので、

裏テーマでいうと

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元々ゼロから何もないところから会社やサービスを立ち上げて、

成り上がって、業界や凄い会社を作り上げた

社長の創業ヒストリー

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です。

 

そして、4月にその総集編を

私がお話させていただくんですが、

それにあたってのテキスト作りや

内容をまとめたりしています。

 

そんな中、過去にお話いただいた方で

本当に面白かったな、

盛り上がったな、

反響があったな、

というのは、

やはり

「しくじり社長編」といえるような

内容のテーマだったときでした。

 

「過去に一回自己破産したけども上場したんだ」

という方も過去何度かお話いただいたし、

ビジネスを一回閉じてしまったり、

自己破産まで行かなくても、

実質倒産状態に追い込まれて

全てが詰んだ状態からの奇跡の大逆転劇

と言う方もほんと何人もいらっしゃいました。

 

面白いのは

その人たちの共通点は

もちろんその時はほんとに苦しかったけれど

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とにかく超楽天的であれ

(楽天ではなくて、「超」楽天)

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と皆さんおっしゃいます。

 

とにかく楽天的であれ。

そしてビジネス的に、

絶対に死んではならない。

 

二度と戻ってこれなくなったり

ビジネスの命もそうだし

文字通り経営者自身の命そのものの死

ということがないようにする。

 

というのも

どんなにやる気がなくなっても、

今どうやって戻ったらいいか

全く見えなくても、

諦めなければ、

10年単位なら

必ず戻ってこれるんだ

とおっしゃる方が多い。

 

本当に失敗といっても

いろんな方を見ていると、

自己破産、倒産しても

その「ビジネスの芽」というのを持っていたら

必ずいつか繋がって大きくなる。

 

スティーブ・ジョブズの点と線じゃないけど

全ては繋がっていて、

それをきっかけに必ず戻ってこられる。

どんなことにも必ず逆転のチャンスがある。

 

銀座経営者倶楽部でのお話を伺っていると、

「事実は小説より奇なり」とはよく言うけれど、

そんな奇跡のような大逆転って

本当にあるんですかと思うぐらいの、

だけどその体験談は明らかに事実なんだな

と思わせられるぐらいのことがよくあります。

 

例えば、

借金を50億ぐらい背負わされて、

メディアでも叩かれ、

会社も倒産して信用も全部失い、、

ヤクザもきて、自己破産もして、

逃げ回っていて、

一家離散してバラバラで、奥さんにも逃げられ、

もう死ぬ以外選択肢がないんじゃないか、と。

 

映画や小説でもそこまで悲惨なことはないよ、

というぐらいのことが起こったりする。

 

それでも死ぬことだけは免れて。

最終的にはそこから一発逆転して上場したり、

社員数百人、資産数十億までになったとか。

 

聞いたことがないぐらいの絶望に追い込まれて、

ここに書いていても

ほんまかいな

みたいなレベルの話が本当ににあり得る

 

例えば

 

LEDレンタル事業を日本で一番最初に始めた

株式会社コーウェルの宮本社長は

一回倒産して自己破産して

社員もちりじりになったけど

最後はその社員たちも数年経って戻ってきて

前の会社を超えるぞ、

という意味で「コーウェル」という社名にして

一気にブレイクを果たしました。、

 

建築家を3000人束ねるASJの丸山社長は、

実家の資産を全部差し押さえられてしまったり、

自己破産することもできず必死で6年ぐらい逃げ続けました。、

その間はヤクザに追いまわされることもあって、

全力で走って逃げて、

タクシーに飛び乗って逃げ切ることができたり、

そんな後でやっと自己破産ができて

そこから上場されました。

 

他にも

圧倒的な不遇な状態から

奇跡の大逆転の方が大勢いらっしゃいましたが、

皆さん必ず

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その時は不遇だったけど、

それは何故か必ず未来に繋がるし、

そして、その時に、心まで持っていかれる必要はない

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とおっしゃいます。

 

私がサラリーマン時代を過ごした船井総研の

創業者の船井幸雄さんは、

よく「プラス発想が人生の秘訣だ」

とおっしゃいましたが、

その意味は、

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平時の時にポジティブになるのは誰でもできる。

本当に辛いとき、苦しいとき、

どんな人でも心が折れそうなぐらいの状況のときでも、

笑って前に進める人、

それが本当の意味の「プラス発想だ」

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ということです。

 

もちろんなかなか簡単なことではないですが、

会社やビジネスが窮地に陥ったとき、

例えばこういうコロナショックの時や

リーマンショックや地震の時こそ

そういう感覚が我々経営者には

改めて大事になってくるのではないでしょうか。

 

しくじり大社長たちからのメッセージをまとめると

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・とにかく超楽天的であれ。

・耐え忍げ。

・絶対に気持ちまで持っていかれるな。

・一番不遇な時にちゃんと前に行けるか。

・必ずちゃんと後々全てが繋がってくる。

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ということです。

 

時代的に本当に苦しい時、

自身が不遇なときに、

最大の発見だったり、

とんでもない発明や思いつきとか

ビジネスのインスピレーションみたいなことが

降りてくるみたいなことがある。

 

Uberを代表するNextGAFAと呼ばれる企業も

リーマンショック時に創業されていたり、

日本でも戦後に松下やソニーが創業されています。

 

こういう時期には不謹慎かもしれませんが、

逆にこういう時こそが何か思いつくチャンスで、

どんなことが起こっても必ず解決策はあるし、

必ず次に繋がる何かがあるし、

こういうときこそ発想するチャンスです。

 

逆境から大逆転した

大社長たちからのメッセージから学べることは

とにかく超楽天的になれ、

プラス発想であれ、

こういう時に何か深く発明せよ。

でした。

 

なかなか苦しい時には

こんなポジティブなメッセージを聞くと

気が滅入るかもしれませんが、

それでも何かの参考になれば幸いです。

 

岡田有史